キャリぷらでインターンシップをしている私りーかなが、学生の皆さんから集めた質問を人事の方にぶつけます!!
ザ・パック株式会社
今回お答えいただいたのは・・・
人事総務部 人材開発課
熊部 幸紘さん!
ザ・パック株式会社とは・・・
商品に負けないくらい愛され、ボロボロになるまで使われるショッピングバッグ。 開ける前のわくわくした気持ちを演出してくれるお菓子の箱。 緻密な計算をもとに設計された家電製品の配送用段ボール。
私たちはあらゆる「包む」を取り扱うパッケージメーカーです。商品を手にした人の気持ちになって企画・開発から物流を含む納品まで、トータルで行っています。お客様に合わせた新たな付加価値を提供し続けています。
証明写真ってどのくらい重要ですか?
熊部さん(以下、熊):
とっても重要だと思います。第一印象を左右しますので。
当社だとエントリーシート(以下、ES)を筆記試験のときに持って来ていただくことが多いのでESだけで選考することはないんですけど、会社によってはESだけ先に出すパターンもありますよね。そういう場合は声を聞くことも動いているところを見ることもなく、写真と文字だけで判断されるということを考えると非常に重要じゃないかなと思います。
りーかな(以下、り):
なるほど。今までに「これはちょっと良くないな」と思った証明写真はありましたか?
熊:
写真の大きさに対して顔がものすごく小さく写っていて驚いたことがあります。どれだけ後ろに下がって写ったんだと。(笑)
あと、写真に自撮りのような影が入っていたこともありました。そういうのは少し気になりますね。出来るだけそれだけでは判断しないようにしていますが、気をつけた方がいいと思います。
り:
変に印象付いてしまいますね。
趣味・特技は何のために書かせるんですか?
熊:
簡単に言うと、面接の時に、性格とか人柄を会話の中で知っていくためのきっかけですね。
り: ESの選考の段階では、あまり見ていないですか?
熊: そこだけで判断することはないと思います。 ただ1つアドバイスをするなら、自分の人柄がでるような書き方をすると尚良いと思います。
り:
例えばどういうことですか?
熊:
僕の場合、趣味は料理だったんですけど、「料理を作り、友人をもてなす」って書いたんですよね。
「料理」だけ書くと相手にただ料理を作っているところしかイメージが伝わらないですけど、「料理を作り、人をもてなす」と書くと、料理を作った後に友達を呼んで共有するのが好きなんだなって、面接の前にイメージすることができるのでいいのかなって思います。
り:
なるほど。趣味の楽しみ方まで書くとその人の人柄がより伝わりますね。
自己PRや学チカ等で高校時代の経験は使えますか?
熊:
もちろん使っていただいたら良いと思います。どんな話題であっても、経験を通じて身につけたことやその過程が大切になってきますので、別にいつのことを書いても良いと思いますね。
り:
もし高校時代の経験を書いた場合、面接にすすんだ時に「じゃあ大学時代は何をしてたの?」って聞かれますか?
熊:
大学時代の話にはなると思いますけど、なぜ高校時代の経験を使ったのかというのも聞くと思います。高校時代の経験が大学時代にどうつながっているのか、というところは気になりますね。そこが説明できれば小さい頃の話でも書いていただいて良いと思います。
り:
そうなんですね。逆に、大学時代のことばかり書いている学生に対して、中学・高校等もっと昔のことを掘り下げて聞かれますか?
熊:
必ず掘り下げられると思います。今現在のことが書かれていればそのルーツを聞いていきますし、ルーツのことが書かれていれば今現在にどうつながっているのかを聞きますね。
り:
ではESに書いていない時代のことでも、面接までには一度振り返っておく必要がありそうですね。
熊:
そうですね。聞かれると思いますので、自分で振り返って説明できるようにしておくといいですね。
自己PRや学チカ等でアルバイトのことは使わないほうがいいですか?
熊:
使っていただいたらいいと思います。前の質問と理由は同じですね。貴重な社会経験になると思いますし。
自分の強みがわかりません。どうしたらいいですか?
熊:
身近な人に聞いてみるのが一番近道ですよね。自分ではなかなかわからないと思います。私も自分が学生の時はわからなかったので、友達や家族に聞いていました。恥ずかしいんですけどね。(笑)
り:
そうですね。(笑)でも私も聞きましたよ!
熊:
聞きますよね。人から言ってもらえると説得力もあるし、人から「こういう強みがある」って思ってもらえたってことは、何かそう思わせるエピソードがあるはずなので。
り:
ちなみに、熊部さんがよく言われたことって何だったんですか?
熊:
私は「だまされやすい、すぐ人を信用する」って言われました。(笑)強み・弱みとかいう次元じゃないですけど、老若男女から言われましたね。
り:
それは使われたんですか?「だまされやすい、すぐ人を信用する」はそのまま使えないかもしれないですけど、「分け隔てなく接する」とか言い換えて。
熊:
そうですね。今聞いていただいて思い出したんですけど、そのままでは使えないので、そう言ってくれた相手に対して掘り下げましたね。友達とか家族に「それどういうこと?」とか「どういう時に思った?」とか。そうしていくうちに噛み砕いた言い方に変えられたんですよね。この方法はおすすめです。
自己PRや学チカ等の書き方でワンポイントアドバイスを教えてください!
熊:
よく言われると思うんですけど、結論から書いてあると読みやすいです。そこにキャッチコピーといいますか、誰にでもわかりやすい結論が書かれていると「おっ!わかりやすい、知りたい!」ってなりますね。
そこで+αで、数字や自分の感情が出てくると、こちら・読み手にはイメージが浮かびやすいと思います。
り:
なるほど。今までに、印象深かったキャッチコピーってあったんですか?
熊:
どれがどうってことはないですけど、キャッチコピーが書いてあると、その中身を想像しながら読めるという意味で良いかなって思いますね。
例えば最後になって「〜私は協調性があります。」って書かれているよりも、「私は協調性があって、〜」って書かれている方が、「今からこういう話が始まるんだな」って想像しながら読めるのでスッと入ってきます。そこで特別印象に残さないといけないとか、私はそこまで思わないですね。必ず全部読むので。
り:
結論から言うことも、数字や気持ちを入れることも、読み手に想像させやすくするのに役立ちますね。
熊:
そうですね。
ESの時点でこちらがイメージしやすいように書いていてくれると、面接にすすんだときに、始めから深いところを掘り下げる質問ができるんですよね。逆にエントリーシート(ES)の時点で曖昧な書き方が多いと、面接で「ESに書いてあるこれはどういうことかな?」って確認のところから始まっちゃうので、学生さんご本人にとって損なんじゃないかなって思います。
り:
あ〜、確かにそうですね。書き方によってES選考だけじゃなく、面接にも影響するかもしれないですね。
ちなみに、ES選考においては、ESのどの部分を重要視されますか?
熊:
手書きであれば、字の丁寧さは意外と気になります。あと自己PRとかも、ご自身が考えていること・思っていることが表現されているかは大事だと思います。
逆に志望動機は、ES選考時にはそこまで重要視していないですね。ES提出時の初期は、何十社と受けている段階だと思いますので、志望動機もそこまで成熟しているとは思ってないですからね。
り:
これは会社さんによって様々ですね!
学歴によってエントリーシート(ES)が読まれないことがあるって本当ですか?
熊:
これは無いですね。学歴の欄は目は通しますけど、学歴によって・・・っていうのはないですね。会社さんによってはあると思いますけど。例えば、少ない人数で何千人のESを読まないといけないとか条件がいくつか重なった会社さんはありえるかも?
り:
そうですね。個人的には、何千人と受けに来るけど若干名しか採用しない会社さんとかもありえそうだなと思います。
熊:
ありえるかもしれませんね。あとスペシャリストも求めるところは、学歴というか学部指定はあるかもしれないですね。
エントリーシート(ES)は出すタイミングの早さによって選考に影響しますか?
熊:
期限内であればしません。けど、やっぱり早いほうがいいんじゃないかとは思います。別に私たちの会社のほうで、いつ出してくれたかってチェックしてるわけじゃないですけど、手元に来たものから読んでいきますし。
ESではないですけど、説明会は先着予約順で埋まっていきますし、何でも早いほうがいいかなって思います。遅くて得なことってないんじゃないかな。
最後に学生へのメッセージをお願いします!
りーかなの一言メモ
ショッピングバッグやお菓子の箱、家電製品の配送用ダンボール等、様々な包装を作るザ・パックさん。色んな用途の包装を取り扱うため、色んな業界の人と関わることができるところが面白そうだと感じました。私のように好奇心旺盛な方は、魅力的に感じるのではないでしょうか?
また、パッケージメーカーと言えば「ポップでかわいい」というイメージを持たれることが多いそうですが、1つ1つこだわりのあるパッケージ製作には、意外と細かく地道な作業があるそうです。例えば、おむつの包装によくある「赤ちゃんの写真」。あの赤ちゃんを顔色良く印刷するのは結構難しいそうです。そういった苦労やこだわりのお話はとっても面白かったです!興味がある方は、ぜひザ・パックさんをチェックしてみてください!